長尺シート・Pタイル用滑り止め　メビウスコート

メビウスコート

メビウスコートとは

メビウスコート

特殊無溶剤UV樹脂と、専用の骨材を組み合わせ、床面に凹凸を付けるコーティングタイプの滑り止めです。組み合わせる骨材は、硬度が高く、モップの引っ掛かりを抑制する形状のため、高い耐久性、メンテナンス性を備えた表面状態に仕上がります。
近年では、ペット向けの滑り止めとしてもご相談をいただく事例が増えております。

メビウスコートの特長

特長1▶CSR値0.6以上の高い防滑性※試料（サンプル）で行う滑り性試験参考値
特長2▶粒子サイズを選べる防滑仕上げ
特長3▶無溶剤UV樹脂でスピード防滑
特長4▶高い耐久性

メビウスコート仕上がりイメージ【クリックで拡大】

メビウスコートで滑り止めを行った床の仕上がりイメージです。

長尺シート▼
Pタイル▼
長尺シート▼

メビウスコートの特長　詳細

特長①「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」記載のCSR値（推奨値）を満たす防滑性

滑り測定

メビウスコートの滑り止め仕上げは、「JIS A 1454（17）滑り性試験」の規格に準拠した試験を行い、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」（※）に記載の評価基準をクリアした仕上げです。
骨材の粒子サイズ、配合量を調整することで、湿潤時のCSR値0.6以上の表面状態に仕上げることが可能です。

メビウスコート　滑り性試験　概要

規格名称：高分子系張り床材試験方法（17）滑り性試験

規格番号：JIS A 1454

試料概要：Pタイル（市販品）にメビウスコート

表面状態：湿潤（水道水散布）状態

測定機関：一般社団法人床の滑り測定協会※協同組合防滑業振興協会指定測定機関

試験日：2022年10月14日

メビウスコート　滑り性試験　試験結果

防滑仕上げ	防滑面	平均値※湿潤時	報告書データ
ブランク（未処理）		CSR=0.33～0.34
メビウスコートL		CSR=0.67～0.70
メビウスコートM		CSR=0.64～0.66
メビウスコートS		CSR=0.62～0.64

（※）「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」記載の床の滑りの評価基準

バリアフリー新法（正式名称「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」）に基づく「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」に記載のある推奨値です。

床の種類	単位空間等	推奨値（案）
履物を履いて動作する床、路面	敷地内の通路、建築物の出入口、屋内の通路、階段の踏面・踊場、便所・洗面所の床	CSR=0.4以上
	傾斜路（傾斜角：θ）	CSR－sinθ=0.4以上
	客室の床	CSR=0.3以上

特長②粒子サイズを選べる防滑仕上げ

メビウスコートは、滑る場所や滑りの原因に併せて、粒子サイズや配合量を変え調整することが出来ます。人の歩行のみでなく、ペットショップなどペットの怪我の予防に採用いただく事例も増えております。

メビウスコートL ▼
メビウスコートM ▼
メビウスコートS ▼

特長③無溶剤UV樹脂でスピード防滑

メビウスコートの作業工程

メビウスコートの標準的な滑り止め工程は、下の4工程です。無溶剤のUVコーティング剤は専用のUVライトを当てることで瞬時に硬化するため、作業スピードが早く、作業完了後はすぐに歩行出来ます。

（1）洗浄・清掃・養生
（2）メビウスコート防滑処理
（3）UV照射
（4）防汚トップコート

メビウスコートの滑り止め仕様

メビウスコート防滑仕上げは、プライマー処理を含め3層で仕上げます。

	③専用トップコート
	防汚性を高めます。
	②メビウスコート防滑層
	無溶剤UV樹脂と骨材を組み合わせて、凹凸を付けます。
	①特殊プライマー
	自社開発の特殊プライマーで密着力を高めます。